イライラ・もやもやを学びに変えて解消する方法

イライラ・もやもやを学びに変える方法
相談者
相談者

いつも同じようなことでイライラしてしまう…。

こんなにイライラしたくないのに!

まなみコーチ
まなみコーチ

せっかくなので、そのイライラやモヤモヤを、学びに変えて解消しませんか?

実はイライラから学べることってたくさんあるんです!

イライラの中身を紐解いていくことで自己理解につながり、人生がラクになったり、同じことでイライラしなくなったりします。

この記事では厄介なイライラの裏に隠れている自分の本音や価値観に気づき、学びや自己理解に変える方法を紹介します。

この記事でわかること
  • なぜイライラから学べるのか?:イライラは2次感情
  • イライラから学ぶ方法2つ
目次

なぜイライラから学べるのか:イライラは2次感情

イライラ(怒り)の感情は2次感情であると言われています。

2次感情とは、まず1次感情が先にあって、そのあとに起こる感情という意味です。

つまり、イライラの裏には何かの別の感情が隠れているということ。

イライラの裏には、自分の中の価値観・本心・固定観念・思い込みなどが隠れてることが多く、この感情を把握することが自己理解に繋がります。

イライラを自己理解のチャンス!をとらえると、冷静になれて怒りを抑えることにもつながります

イライラを学びに変える2つの方法

ここからはイライラから学べることを2つ紹介します。

  1. 自分の本心に気づく
  2. 自分の才能を見つける

イライラ・モヤモヤから「自分の本心に気づく」

イライラやモヤモヤを感じたら、その出来事のどんなところにイライラ・モヤモヤしたのか考えてみてください。

そして、その感情の裏にある~でなければいけない」「~してはいけない」「~すべきという思いに気づいてほしいのです。

【本心に気付くためのステップ】

  1. なぜ、今イライラ・もやもやしたのか考える。
  2. どうして、それが嫌なのか考える(原因の深堀り)
  3. その中にある「~すべき」「~はダメ!」「~したい」という思考を見つける

私の例を挙げてみます。

【例1】子供が晩御飯を食べないときにイライラする。

(ステップ1)子供がご飯を食べないことの何が嫌なの?

➡ ご飯は残して捨てるのがいやだ

(ステップ2)どうしてご飯を捨てるのが嫌なの?

➡ご飯捨てるなんてもったいない!バチが当たる!

(ステップ3)その中にある「~べき」「~ダメ」の思考は?

ご飯は捨てちゃダメ!

ここまで考えてみて、子供にイライラしたのは

「出されたものは完食すべき」「もったいないから食べ物を捨ててはいけない」という自分の思いからきていることに気が付きました。

まなみコーチ
まなみコーチ

それまでは子供にイライラしていると思っていましたが、イライラの原因は自分の中にあったんだと気が付いて、はっとしました。

子供のために全部食べさせないと!でも食べてくれない…。という葛藤の日々だったのですが、

自分の思いに気づいてからは、夕飯を食べれる量だけ小皿に取り分けて食べてもらい、食べきったら追加するようにして、食べ残しが出ないように工夫しました。

その結果、「食べ物を捨てたくない」という自分の気持ちに答えられるようになり、イライラすることも減りました。

まなみ
まなみ

子供にイライラする感情の裏には、自分の中の「~すべき」といった固定観念が隠れていることが多いです。ここに気が付くと、イライラを避けるための対策が考えやすくなります!

他にも、似たような例をいくつか挙げてみますので参考にしてみてください。

【イライラした場面】【隠れていた本心】【対処法】
子供が食べ物を完食しない時食べ物を残してはいけない最初に取り分ける量を少なくし、完食したらおかわりとすることで、食べ残しを防ぐ
夫から飲み会に行くと連絡があった時私も飲み会に行きたい。夫だけずるい夫と調整して、自分も別日に飲み会に行けるようにする
朝、子供がぐずって仕事に遅刻しそうな時遅刻して、同僚や上司にダメなやつと思われたくないあらかじめ遅刻する可能性があることを上司に伝えておく。今より10分早く起きる
子供がいう事を聞かない時子供が親の言うことを聞かないのは親をなめているからだ子供は親をなめているから親の言う事を聞かない訳ではない、と自分が理解する
  • 「なぜイライラしたのか、嫌だと思ったのか」を深堀すると自分の本心が見えてくる。
  • 自分の本心を満たせるように対策を考える。

イライラから、自分の才能を見つける

こちらは大人に対してイライラする時に使えるテクニックです。

何でこんなこともできないの!?」と大人に対していらいらすることはありませんか?

それはあなたにとっては当たり前にできることが、できない人を見た時に起こる反応であることが多いです。

つまり、イライラした経験から、あなたが呼吸するかのように当たり前にできる「得意なこと」を見つけられるという事です。

【得意なことの見つけ方の例】

【他人に対してイライラすること】【自分の得意なこと】
・人の気持ちを傷つける発言人の気持ちを考える
・計画性のない行動計画を立てて行動する
・はっきり自分の意見を言わないはっきり自分の意見を言う
・えこひいき誰にでも公平に接する
・無駄が多い作業効率のいい方法を考える
・指示がないと動かない自分で考えて行動する

実は、他人に対して「なんでこんなこともできないの!?」って思うことって、自分にとっては超簡単で当たり前のことだけど、他人にとっては難しくて当たり前ではないことだったりするんです。

自分には才能があるからできるけど、他人にはそれができない。

ここに気が付くとイライラすること自体も減っていきます。

悪気があってわざとやっていないんだと思うとイライラするけど、「なーんだ、できないのか」と思うと、その人への接し方や対応の仕方も変わってきますよね。

また、得意なことの中でも、自分がやっていて心地よく、充実感を感じることは「強み」である可能性が高いです

強みを見つけて伸ばすことは非常に強力です。強みを伸ばすメリットについてはこちらの記事をご覧ください:強みを伸ばすメリット3選

イライラした経験から、「自分が当たり前にできている得意なこと」をたくさん見つけてみて下さい。

まとめ:イライラ・もやもやを学びに変えよう!

イライラ・もやもやした経験を学びに変える方法を2つ紹介しました。

  1. 自分の本心に気づく
  2. 自分の才能を見つける

イライラはその感情にとらわれるほど、怒りが増大していきます。

イライラを学びのチャンスととらえ、自分がどんなことにイライラしていたのかがわかると、気持ちもすっきりして、同じことが起こってもイライラしなくなる、という経験が私自身には何度もありました。

是非、イライラを学びに変えるアプローチを試してみて下さい。

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この記事を書いた人

【ライフコーチ:まなみ】
「誰もが自分らしく生きる」社会を目指してコーチとして活動中。認知行動療法・心理学や子育て・コーチングを活用。寄り添う傾聴を大切にしつつ、分析力を活かしてクライアントの気持ちや状況を整理し、問題の本質を探しあてることが得意。対処療法より原因療法。なんでも話せる無料相談会は公式LINEから。子育てに関わる大人を支援するNPO法人「こずえのつぼみ」参画。

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