私は小さな失敗を何日も引きずる性格でした。
どうしてあんな失敗をしたんだろう…。どうすればよかっただろう…。
そんなことを何日もぐるぐる考えては落ち込み、ストレスもかなりかかっていたと思います。
気づけば考えている・考えるのをやめられない私のような人に「考えるのをやめたらいい」というアドバイスはあまり効きません。
だって、考えるのをやめられなくて困っているんですから…・
しかし、自分の思考の癖に気づき、思考を変える練習をしたことで変われました。
考えるのをやめたいのに、気づいたら失敗のことを考えてしまいます…。
どうしたら考えるのを止められるでしょうか
そういう方は、無理に考えるのをやめようとするより、失敗に向き合い「考え方を変えていく」方が有効かもしれません。
この記事では、失敗を引きずる人の特徴とともに、
身に着けると人生が生きやすくなる、失敗への対処法を紹介します。
失敗を引きずる性格の特徴とは
失敗を引きずる性格の人のには、次のような特徴があります。
ひとつずつ解説します。
周りの目が気になる
私もまさに「周りの目が気になる」という性格でした。
周りの目が気になる=「自分がどう思われているのか気になる」ということで、
これは「自分の価値を、他人の評価にゆだねている状態」とも言えます。
これは次に紹介する特徴である「自己肯定感が低い」とつながります。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低い状態を簡単に言うと、「ありのままの自分に価値がないと考えている状態」です。
そんなの当たり前じゃん…。と思うかもしれません。以前の私もそうでした。
でも違うのです。人にはそれぞれ「存在」自体に価値があります。
私のブログを見てくださる方は、ママさんが多かったりしますが、例えば子供に対しては「生きてくれているだけいい」と思いませんか?
また、自分の大切な家族や友人は、何かしてくれるから大切なのではなく、その人自身が自分にとってはかけがえのない存在だと思います。
このようにあなた自身も、能力や仕事の成果などに関係なく「価値」があるのです。
しかし、自分でその価値を認めてあげられていないので、失敗や自分に対して厳しくなりすぎていることがあります。
自己肯定感を上げる方法については、こちらの記事も参考にしてください。
完璧主義
失敗を引きずってしまう原因の一つが、失敗を「悪いこと・してはいけないこと」ととらえており「失敗を許せない」ことにあります。
つまり「完璧主義」なのです。
失敗に対して敏感であるため、失敗を許すことができず、引きずってしまいます。
ネガティビティバイアスが強い
ネガティビティバイアスとは、ネガティブな情報に注意を向けやすいという人間の脳の性質のことです。
自然界ではネガティブな情報に反応しやすい方が生存確率が上がるため、生き抜くために脳がネガティビティバイアスを備えているのです、
失敗を引きずる性格の場合、時にこの傾向が強い可能性があります。
自然界で生きていくためには、ネガティビティバイアスが強いほうが優秀といえるのですが、身の危険がそれほどない現代においては、ある程度コントロールが必要な力とも言えます。
失敗を引きずる性格の私が変われた方法5選
1.自分の特性を知り、活かす方法を考える
失敗をずっと引きずってしまう人の多くは、物事を一人で深く考える特性=内省の特性があると思います。
この内省は才能の1つです。
くよくよ悩む自分はダメだと思っていたけど、深く考えられることは才能の1つでもあるんですね。
そうなんです!才能の一つと気づけると自分の見え方が変わってきます。私はすごく内省の強いタイプで、活かし方を覚えたことでかなりラクになりました!
才能を認識したら、せっかくの内省の才能を活かす方法を考えてほしいのです。
これができればあなたの内省の才能は輝き始めます。
ここからは具体的な思考の変え方を紹介していきます。
2.できたことに目を向ける
まず、失敗をしたあなたは素晴らしい、と言わせてください。
なぜなら、失敗している=行動している、ということだから。
失敗した自分を責めるのではなく、ちゃんと行動したり、挑戦した自分を認めてあげてください。
人間にはネガティビティバイアスがあるため、自然とできていないことに目が向きます。
あなたが失敗に注目してしまうのは、脳の性質上、当たり前でしかたのないことです。
意識して、できたことに注目してみましょう
3.失敗に意味を持たせる
成功よりも失敗からの方が学べることが多いって知っていましたか?
失敗した=学べることがたくさんある、ということ。
失敗を後悔だけで終わらせず、意味を見つける考え方をしてみましょう。
失敗をネガティブにとらえるよりも、いいところや活かし方を考えてポジティブにとらえることで、ストレスも減少します。
4.自分の成長を振り返る
失敗を引きずる人は自分に自信がない人が多いです。
自分に自信を持つためにも、自分の成長を振り返りましょう。
ここで大切なことは他人と比べないことです。
比べるのはいつも過去の自分です。
実は、自分の成長を振り返る人って少ないんです。
振り返らないと、いつも壁にぶつかっている気分になります。
そして自分が成長して、壁のレベルが上がっていることに気が付くことができません。
- 他人と比べない
- 自分の成長を振り返り、今まで自分がいろんな壁を乗り越えてきたから今の壁があると考える
5.全員に好かれる必要はないと知る
失敗を引きずる時って、他人からどう思われているかを気にしていませんか?
全員に好かれる・誰にも迷惑をかけないように生きることは不可能です。
どんな有名俳優やタレントさんでも、アンチはいますよね。
人から嫌われたり、迷惑をかけることを恐れていると、どんどん自分が苦しくなります。
それでも人に嫌われるのは怖いです…。どうしたらいいでしょう
人の評価がずっと気になるのは、自己肯定感が低いことも原因です。
自分で自分を認めて、あげることがまずは大切です
また、自分に悪気が無かったのに、それでも簡単に嫌われるようなら、そもそも合う相手じゃないんだ、と割り切れるようになると、かなり楽になります。
逆に、自分が失敗しても味方でいてくれる人こそが、真に大切にすべき人だとも言えます。
全員に好かれるよりも、自分が本当に大切にしたい人・大切にしたいコトは何かを考える。
まとめ:思考を変える練習をしよう
自分の思考の癖に気づき、思考を変える方法をお伝えしました。
思考の癖を一気に変えることはできません。
失敗を引きずらないようになるためには、日々の練習が必要になります。
しかし、失敗を引きずらないようになれば、生きるのがかなりラクになります。
私も以前は、同じことを何カ月も悩むような人間でしたが、今はひどくても1日以上引きずることはなくなりました。失敗によるダメージも1/10程度に感じます。
また、失敗を「思考を変える練習」ととらえられるようになると、今までより失敗にプラスの意味を感じるようになります。
「失敗は成功のもと」
失敗に意味を見出して乗り越えていってください。
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