ワーママの私が体調不良から適応障害・うつになり休職するまで

ワーママの私が適応障害・うつになり休職するまで 休職

育休復帰後、フルタイムで働いていた私は、自分が疲れて限界になっていることに気が付かず、体調不良のオンパレード。

そしてある日、一睡もできなくなり、流石にまずいと思って病院を受診すると、休職することになりました…。

この記事では

  • そもそもどんな流れで休職になるの?
  • 体調悪いけど、どこまで我慢したらいい?
  • 病院にいったタイミングやきっかけは?

といった疑問の答えになると思います。

また、私が休職になってやっと気づいたことも紹介します

休職になってやっと気が付いたこと
  • 自分の健康を甘く見すぎていたということ
  • 自分の価値観を全然わかっていなかったということ
  • 仕事のために身を削り、一番大切な家族にそのしわ寄せがいっていたこと
まなみ
まなみ

学生時代、ハードな体育会系の部活で生きてきた私は、まさか自分が休職になるなんて思ってもいませんでした。自分に合わない環境で無理をすると、誰でも病気になる可能性があります。

この記事では休職までの過程と回復するまでの出来事について書きました。

この記事でわかること
  • 私の休職前の働き方
  • 私の体に起きた異変
  • 休職になるまでの経緯
  • 休職になって分かったこと

ワーママの私が体調不良から適応障害・うつになり休職するまで

時系列で簡単にまとめます

【某年月】【出来事】
4月育休から復帰
6月部署異動(未経験部署)
7月体調不良が出始める(頭痛、めまい、風邪が治らない、等)
9月初週体調悪化(眠れない、仕事をしたくても体が動かない、等)
9月中旬メンタルクリニック受診➡診断書が出て休職に

休職になった原因は、部署異動があり仕事の内容や人間関係が一気に変わった上に、育児と仕事の両立で頭が疲弊したことにあると思います。

休職前の働き方

育休復帰後の働き方

私は、育休復帰した年に休職になりました。

育休復帰後の経緯
  • 0歳の4月に保育園入園し、復帰
  • 復帰先は産休まで2年間働いていた部署
  • 6月に本社部署に異動(全く未経験の部署)
勤務条件
  • ほぼフルリモート
  • フルタイム朝1時間の残業土日どちらか勤務
  • 残業時間は月40時間前後

6月の部署異動後、業務量が一気に増え、勤務時間も増やしたため、子供が保育園にいる時間が伸びました。

その結果、子供の体調不良も増えて、月に1~2回は風邪をひくようになり、そのたびに3~5日は保育園を休んでいました…。

休職前の平日スケジュール

休職前の平日スケジュールです。ほぼリモート勤務だったことと、朝の保育園の送りは夫がしてくれていたため、時間的にすごく厳しいというわけではありませんでした。

【時間】【行動】
06:30起床
07:00朝食
08:00私の勤務開始(リモート)
08:30子供の保育園送り(夫)➡夫 出社
勤務
17:30勤務終了
18:00保育園お迎え・片付け
19:00子供と晩御飯
20:00子供見ながらできれば仕事
21:00夫帰宅➡子供お風呂
22:00私 お風呂(寝かしつけは夫)
23:00就寝

ほぼリモートワークだったので、朝もそこまで早くないし、睡眠時間も7時間はとれることがほとんど。

しかし、問題はそこではなかったのです。時間的な余裕とは裏腹に、自分の心と体の余裕がどんどん失われていました

家に帰って子供と遊んでいても、家事をしていても、仕事のことを考えていたり、合間にチャットの確認・返信をしていました。

頭を休める時間がないという感覚家のことをしながら仕事のことも考えるというマルチタスク状態でした

私の体に起きた異変

体調不良かな?と思ったこと

7月に新しい職場になり、右も左もわからない状態で何とか仕事を回して1か月ほど経ち、少しずつ体に異変が起き始めました。

自覚のあった症状
  • 一日1~3回のめまい
  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • 風邪が治らない(咳が治るのに1か月かかるなど)
  • 当時はまっていたスマホゲームが急に楽しく思えなくなった。

もともと低血圧で立ちくらみが多いタイプだったので、めまいも立ちくらみかな?くらいで考えていました。

また、生理になると頭痛がよくおこっていたので、頭痛もあまり気に留めていませんでした。

当時自覚できていなかったが出ていた症状
  • 食欲不振(お茶碗1/3のご飯で満腹に)
  • 体重減少(普段の体重より7㎏減)
  • 睡眠の中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)
  • 睡眠の早朝覚醒(3時~5時に目が覚めてしばらく眠れない)
  • 休日も、何をしている時も仕事のことを考えている
  • 子供がかわいいと思えない

これらの症状は、休職になり、体調が少し回復してから当時を振りかえって気づいた症状です。

まなみ
まなみ

今思うと、本当に自分の体調をわかっていなかったですし、体調の大切さを甘く見すぎていました…。疲れがたまっているとすら思っていなかったです。

いきなり眠れなくなった

体調不良でボロボロになっていたにも関わらず、気にも留めずに働いていましたが、ある日、急に体が悪化しました。

新しい部署に異動して3か月の時、私が進めていた企画に対して部長に色々と文句を言われたことがきっかけで、その夜、全く眠れなくなりました

ベットの上で仕事のことをぐるぐる考えていたら、外が明るくなっていったことを今も覚えています。

今までは、「疲れてもたくさん寝て回復!」という生活をしていたので、「眠れないのはヤバい…!何かがおかしい…」と思いました。

さらにその朝、仕事をしようと起きると胃痛がひどく、動くのもやっとだったのでこれは仕事できないと思って休みを取りました、

そして体調について調べると、適応障害の症状が多く当てはまっていることに気づいたのです。

その後も少し働いた結果

休日を挟み、翌週から仕事を再開すると、さらに体調が悪化しました。

  • 仕事のことが頭から離れず、なかなか眠れない
  • 仕事でパソコンに向かうと、水中にいる時のように急に体の動きが遅くなる。
  • 頭では内容が思い浮かんでいるのに、体が動かせず、メールが打てない。
  • いつもは15分でできていた作業に1時間かかる。
  • 仕事中に涙が出る。

ここまできて、「もう限界だ…」と思いました。

もはや根性や気力の問題ではなく、頭でわかっているのに体を動かすことが出来なくなっていたのです。

よく、休職やうつ病経験者の本・ブログなどに、「会社に行けなくなった」と書いてあることがありませんか?それを読んで私は「会社に行けなくなるってどういうこと?」と思っていました。

しかし、自分がその立場になってみて、「会社がイヤすぎていけないのではなく、行きたくても体が動かなくなるんだ…。」と理解することができました。

体調不良が限界になって

「これ以上無理をすると、育児もできなくなってしまうかも…。」と感じ、育児ができなくなることは最も避けたいことだったので、すぐに職場から離れよう、退職しよう、と決意しました。

そして意を決して上司に電話。体調不良のことを話し、退職したいと伝えました。

上司の回答は「環境を整えるから、退職は少し待ってほしい。まずは少し有給で休んでみたら?」というもの。

やんわりと退職を拒否というか、先延ばしされた形でした。

休職になるまでの経緯

メンタルクリニックを探す

退職を先延ばしにされたものの、体調不良は続いており、心配になったので一度メンタルクリニックを受診しようと思いました。

適応障害について調べると「無理をするほど回復に時間がかかってしまう」「早めに受診した方がいい」という情報が多かったこともあります。

家の近くのメンタルクリニックをいくつか調べて、分かったことがあります。

  • 心療内科・メンタルクリニックはどこも激混み。
  • 新規患者の受付をストップしている病院もある。
  • 先の日程で受診予約をしてくれるところは少ない。(当日予約のみが多い)
  • 当日いきなり見てくれる病院はほとんどない。

唯一、あらかじめ受診の予約ができる病院があり、そこにメールして予約しました。それでも予約がとれたのが10日後でした。

メンタルクリニックを受診 ⇒ いきなり診断書が出る。

事前にWEB問診を済ませ、初診にいきました。受付は静かで、他の病院と特に変わらない印象です。

先生と20分ほど問診をしたのですが、話をしているうちにまた涙が出てきました。

問診のあと、先生から「診断書を出すので、まずはしばらく休みましょう」と言われ、おどろきました。まさかこんないきなり診断書が出ると思っていなかったからです。

先生に「まずは3カ月の休職が必要と書くつもりですがいいですか?」と言われ、驚いた私は「急にそんなに休めません…。せめて2カ月にしてください」といい、結局、2カ月休職するようにとの診断書を当日頂くことになりました。

先生との話はそれだけで、休職中の過ごし方も特になにも言われず、診断書と薬を1種類もらって帰りました。

その後は2週間ごとにクリニックに通うことになります。

会社との調整の末に休職スタート

診断書を貰ったことを上司に報告し、休職の調整が始まりました。

私の場合は上司が手続きをほとんどやってくれたので、私がしたことは電話で受診の結果を伝えることと、診断書の送付だけでした。

社内で休職者はそれなりに多かったので、休職までは意外とあっという間なんだな…、と感じました。

また、休職にあたって1日だけ引継ぎの為に勤務しました。引継ぎも頑張りたい気持ちはあったのですが、体が思うように動かせず、結局やりたいことの40%くらいしか仕上げられませんでした。

休職になってわかったこと

冒頭にこの3つを書きました。

  • 自分の健康を甘く見すぎていた
  • 自分の価値観を全然わかっていなかった
  • 仕事のために身を削り、一番大切な家族にそのしわ寄せがいっていた

自分の健康を甘く見すぎていた

何よりも、自分の健康は大切です。そんなの当たり前と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、特に日本のお母さんたちは、自分のことよりまず、子供・家事・仕事、と自分を後回しにする方がすごく多いと思います。

休職前の私もまさにそうで、自分の身を削り、自己犠牲が当たり前になってしまっていて、ちょっとした体調不良は当たり前、体調不良に慣れてしまっていたと感じます。

しかし、子供にとって親存在は唯一無二です。仕事に代わりはいても、親の代わりはいません

だからこそ、親は親自身の健康をまず第一にすべきだと感じます。

休職し、体調が良くなった今では「体調不良が出る=無理をしすぎている状態」だということが良く分かります。

まずは自分のストレスのコントロールから。ストレスに悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてみてください:子育て中のストレス爆発を防ぎ・切り替えるためにできること-コーピング

自分の価値観を全然わかっていなかった

今まで、自分の価値観を深く考えたことはありませんでした。

しかし、休職を機に、自分自身を見つめなおし、自己分析をやり直しました。

すると、自分の大切にしている価値観である

  • 人に寄り添い、成長をサポートすること
  • 自分自身が成長し続けること
  • 何よりも家族を大切にすること

これらを全然満たせていない生活をしていたとやっと気が付いたのです。

自分の価値観に沿わない行動を続けていると、どんどん苦しくなります

また、私の場合は自己肯定感が低く、仕事で他人からの評価を気にしすぎていたため、職場の人に見下されたり、嫌われないように、ということを何よりも気にして生きていました

しかし、人生で一番長く付き合うのは職場の上司・同僚よりも家族ですし、自分が本当に大切にしたいものも家族でした。

そのことに休職してやっと理解できたのです。

仕事のために身を削り、一番大切な家族にそのしわ寄せがいっていた

職場で他の社員よりも残業時間が短かった私は、さばける仕事の量も一番少なかったです。その為、周りに迷惑をかけてはいけない、何とかして役に立たないと!という思いにいつも駆られていました。

そして、ワーママになって初めて、働く時間が短く、突発的や休みも多くなるワーママの肩身の狭さや苦しみをありありと体験することになりました。

日本中のワーママの皆さんに言いたい。「あなたは本当に毎日頑張っている!仕事の量とか質とか関係ない!これだけ自分の思い通りにならない大変な環境で、毎日働いているだけでもすごい!

私が休職になった原因の多くは、自分が思い通りに働けない事への不甲斐なさや、社員としての務めを果たしきれない事への自責の念、責任感の強さからきていると思います。

しかし、職場を優先すればするほど、自分の一番大切な家族にそのしわ寄せがいきました。

夫や子供に怒ることが増え、家事もままならず、子供が笑っていても可愛いと思えない…。

そんな自分に、自分自身が一番、嫌気がさしていたと思います。

まとめ:まずは何より自分を大切に

ちょっとの体調不良を気にせず頑張る方は多いと思いますが、体は確実に疲労を抱えています

少しずつでも自分の体をいたわる時間を取り、自分を大切にしてあげてください。自分を大切にすることが家族を大切にすることに繋がります

そして、今、うつや適応障害の症状が出ていて、休職するか悩んでおられる方がいらっしゃれば、私は休職していいと思います。

心身が悲鳴を上げてからでは、回復が遅くなります。無理をした分だけ後で自分に返ってきます。

私自身、大したことないだろうとか、すぐ治るだろう思って病院を受診しましたが、結局復職するまでに9か月ほどかかりました。

心の病気は回復に時間がかかるものです。無理をするよりもしっかり治すべきだと私は思います。

仕事の代わりは必ずいます。あなたの会社にも退職する人は毎年いませんか?退職者がいても会社は回っているのですから、一人抜けても職場は大丈夫です。そして人が抜けた後の仕事を何とかするのはあなたの役目ではありません。

私は休職を機に多くのことを学び、人生の見え方も良い方向に変わりました。だから休職をしてよかったとさえ思えています。

この記事が誰かの心身の助けになれば幸いです。

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この記事を書いた人
親子の幸せを叶える子育てコーチ:まなみ

【親子の幸せを叶える子育てコーチ】
コーチング×強み分析×子育てを掛け合わせたメソッドで「親も子も輝かせる」を信念に子育てコーチとして活動中。自身の親とうまくいかなかった経験や、自分が親になっての実体験から、幸せな親子関係をサポートしたいと強く思い、子育てとコーチングを学ぶ。親御さんに寄り添う傾聴を大切にしつつも、持ち前の分析力で親御さんの気持ちや状況を整理し、問題の本質を探しあてることが得意。自分の強みを活かすことのできるコーチは天職。過去にメンタル疾患で休職になったことをきっかけに心理学や認知行動療法、ストレス対処法についても学ぶ
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