子育てでイライラを抑えきれずに爆発し、子供に怒ってしまって後悔…。
子供に影響がないか心配になる…。
そんな方へ、子育てのイライラ原因8つと簡単にできる解消法を紹介します。
私自身、子育てのイライラに悩まされたことがあり、つらさはよくわかります。
子供が言うことを聞かず、ついイライラ。
感情をコントロールできない私は子育て向いてないのかも…。
子育て中は忙しく、親自身がストレスを抱えてしまうのは当たり前です。
簡単にできる対処法を紹介しますね
【この記事でわかること】
- 子育てでイライラする原因
- イライラを回避する簡単な方法
- イライラしたときにすぐできる対処法
もし、イライラから子供に怒りすぎてしまったとしても、フォローができれば大丈夫です。
子育てでイライラする原因とやばいイライラを回避するコツ
【子育てのよくあるイライラ原因】
- 子供が言うことを聞かない
- 親自身に疲れやストレスが溜まっている
- 親の自己肯定感が低い
- 自分の計画どおりに物事が進まない
- 自分にも子供にも厳しい
- 子育てを一人で頑張っている
- 自分のキャリアや将来などに不安を感じている
- 周りからプレッシャーを受けている
イライラする原因ってたくさんあるんですね…。
そうなんです。つい子供のせいにしがちですが、イライラの要因は様々。まずは自分のストレス原因を冷静に分析しましょう。
ここからはストレスの原因とやばいイライラを回避するコツ(解消法)を見ていきます。
1.子供が言うことを聞かない
子供が親の思い通りに動いてくれたら…と思う気持ちはすごくわかります。
しかし、ここで残念なお知らせです。
子供はそもそも親の言うことを聞かない生き物です。
子供はある程度の年齢で、会話できるようになりますが、大人と同じように物事を理解できるようになるにはまだまだ時間がかかります。
言葉が通じるなら、親の言うことも理解できますよね?
そうでもないんです。
子供は大人と同じ目線・感覚で物事を考えることができません。
だから、会話ができても大人の言う通りに動けるわけではないんです。
会話ができていれば、こちらの言うとおりに動けると思っていました。
いうことを聞かないのは、私が舐められているからなのかと…。
なめられているわけではないので安心してください。
子供は子供の価値観・感覚・考えで生きています。
子供のわがままは親を困らせたいわけではありません。
自分が今やりたいことをやっている、それだけなんです。
解消法:子供はコントロールできないと割り切る
まずは「子供はコントロールできないもの」と割り切ることです。
コントロールできないものを無理やりコントロールしようとすると、大きなエネルギーを消費します。
また、結果的にうまくいかないと、余計にストレスが溜まります。
子供が言うとおりに動かない前提で考えておくと、過度な期待をしなくなり、期待を裏切られることによるストレスは減少します。
また、「どうしても!」という時以外は、子供のペースや意思を尊重できるとお互いにストレスがかからず過ごせて良いでしょう。
子供の意志を尊重することが、子供の主体的な行動につながるという研究もあります。
2.親自身に疲れやストレスが溜まっている
親自身に疲れやストレスが溜まっていて、余裕がない状態だと、
ちょっとしたことで怒りが爆発します。
仕事に家事に育児にとたくさんのタスクに追われるワーママはもちろん、
専業主婦であっても子供中心の生活が大きなストレスになります。
ちょうど、心のコップに99%の水が溜まっていて、そこに子供のちょっとした言動が加わり水があふれてしまう…。
そんなイメージです。
イライラを防ぐためには、日ごろから心のコップに溜まった水を減らしておくことが大切です。
解消法:自分のための時間を優先してとる
子育てでイライラしないために大切なことは「親であるあなた自身の余裕」です。
時間や気持ちにちょっとした余裕があれば、イライラしなくて済む場面は意外と多いです。
このような方法を試して、まずはあなた自身がリフレッシュする時間を作ってみてください。
帰宅してからの10分は休憩時間にする、ベットに横になって子供を見守るなど、自分が休める時間を少し作るだけでも効果があります。
子供を置いて、自分の時間をとるのは罪悪感を感じます。
そういう方も多いですね…。
子育てのイライラを解消するために、親の余裕は何より大切です。
家族のためにも、あなた自身のリフレッシュの時間を積極的にとって欲しいです!
3.親の自己肯定感が低い
自己肯定感が低い状態とは「自分の存在に価値を感じられていない状態」です。
自己肯定感が低いと、日常のちょっとした出来事もネガティブにとらえたり、「自分のせいだ」とか「自分がダメだからこうなんだ」といったように自分を責めたりします。
また、他人からの評価や他人の目を気にしすぎて、ストレスを抱えやすいです。
私も子供の頃から自己肯定感が低かったので、気持ちはすごくわかります。
他人の目が気になると、子供の評価も気になり、時には子供の評価と自分の評価を重ねて考えてしまいます。
そうなると、他人の目に子供が悪く映らないように、子供の行動をコントロールしたくなり、余計に育児にストレスを感じてしまいます。
解消法:まずは考えの癖に気付き、受け入れる
まずは自分の考え方の癖に気づき、自分で自分を責める思考を手放していきましょう。
まずはあなた自身がありのままの自分を受け入れ、許せるようになると、ありのままの子供の姿も受け入れられるようになります。
4.自分の計画どおりに物事が進まない
計画を立てて動きたい、この時間には~して、〇時までには子供を寝かせて…。と、自分の中でのスケジュールやルーティンを持っている方もいらっしゃいますよね。
しかし、なかなかルーティン通りに行かないのが子育てです。思うように物事が進まないとストレスになります。
また、家事も仕事も「ここまでやりたい」と思っているのに、育児や時間制限があると、中途半端になってしまい、達成感を感じられずにもやもやしてしまいます。
解消法:スケジュールの工夫&できたことに目を向ける
スケジュールを目安程度と考え、多少時間が前後してもOK、全部終わらなくてもOK、と自分に許可を出すだけで、少し楽になることがあります。
また、スケジュールに余裕を持たせることも有効です。何もしない時間をスケジュールに組み込むと良いでしょう。
子育て中はいろんなことが中途半端に感じるかもしれませんが、家事も仕事も育児もすべて100%でこなすことはできません(そんなことをしたら体を壊してしまいます…)。家事も仕事も育児をそれぞれ100%ではなく、合計で100%にすればいい、と考えてみてください。(家事40+仕事30+育児30=100でOK!)
5.自分にも子供にも厳しい
日本の親御さんは子育てに過大な責任を感じていることが多いと感じます。
また、自分や子供に対して厳しすぎることも、自分や子供を追い詰める原因になります。
親御さんの中には、自分以外の家族は気にしていないのに、「部屋はきれいに掃除しないと」「料理は体にいいものを何品も作らないと」といった「~しなければ」と思い込んでしまって苦しくなっているケースもあります。
解消法:こだわりを手放し、合格の基準を下げる
「絶対」と思っているものを「できれば、なるべく」に変えて、合格の基準を少し下げてみましょう。
「これをしないと家族はどう思うか」「なにか困ったことが起こるか」と行動の目的や必要性を一度考えてみてください。
また、できなかったことよりもできたことに注目する癖をつけましょう。
是非できたことに目を向けて、自分をほめてあげてください。大丈夫、十分すぎるくらい、あなたは毎日頑張っているのですから。
6.子育てを一人で頑張っている
私の周りの方にも多いのが「ワンオペ育児」です。
お互いが納得して、仕事・家事・育児の分業をしているのであればよいのですが、
パートナーが協力的でないために、「どうして私だけ」と、ストレスが溜まってしまうことがあります。
意外に多いのが、パパの仕事が忙しいからと気を遣って、ママが自然にワンオペ状態になっているパターンです。
ママは「パパに協力してもらおうなんて考えたこともなかった」という人もいます。
解消法:まずは家族と話し合う
パートナー等、家族と話し合いをしてみましょう。
特にママは「察してほしい」と思いがちですが、察することができるのは、高い共感力を持つ人だけの特別な能力です。
誰にでもできることではないので、共感能力のないパートナーに「察すること」を求めるのは正直厳しいです…。
パートナーが協力的でないと話す方の中には、やって欲しいことをちゃんと伝えたことがないという方もいます。
まずは話し合いからチャレンジしてみてはいかがでしょう。
話し合いの中で、やって欲しいこと、分担したいことを伝え、一度ルール化すれば育児もやりやすくなります。
また、パートナーが話を聞いてくれなかったり、頼れないために、孤独を感じている場合はカウンセラーやコーチに相談するのも手です。
7.自分のキャリアや将来などに不安を感じている
子供が生まれると生活が変わり、今までのように仕事ができなかったり、子供の保育代・学費などで将来に漠然とした不安を感じることがあります。
特に仕事では、周りが長時間仕事をして成果を上げていくことに対して焦りを感じたり、思いどうりに仕事ができないことに歯がゆさ・やるせなさを感じることがあります。
私は、終業後も仕事のことが頭から離れず、育児中も仕事のことをずっと考えていて、精神的にかなり疲弊したことがあります…。
解消法:感情を紙に書き出す
漠然とした不安を抱えている場合は、紙に不安やもやもやを全部書き出してみましょう。
内容が漠然としたままだと、不安を大きく感じてしまいます。
書き出すことで気持ちも整理され、不安の内容が具体的になることで対策も考えやすくなります。
また、感情を書き出すこと自体がストレス軽減に効果があります。
8.周りからプレッシャーを受けている
育児について、自分以外の家族からのプレッシャーを受けていると、大きなストレスになる場合があります。
自分以外の家族とは、実の父母、義理の父母、他の親戚やママ友、学校の先生などです。
周りの人たちの何気ない一言が、グサッときたり、なかなか頭から離れないという経験、私にもあります。
すでに頑張って育児をしているところに、あれこれ口出しされると、考えないようにしても気になったり、振り回されることがあります。
解消法:自分の子育ての軸を持つ
自分にとってネガティブな影響を与えてくる人とはできるだけ距離をとるのが最適だと思いますが、簡単に距離をとれない場合もありますよね。
その場合は自分の子育ての軸を持つと良いでしょう。
子育ての軸とは、子育てのゴールや、そのゴールを達成するためのおおまかな方針です。
子育ての軸というが定まっていれば、周りからあれこれ言われても、考えがブレにくくなり、周りのプレッシャーもいくらか和らぐと思います。
プレッシャーを受けていなくても、子育ての軸を考えておくことは大切なことです。
長期的な目標を持つことで、目の前の小さな悩みから解放されやくなりますし、子供が思春期に入り自分の価値観を持つようになっても親自身が揺るがずにいられます。
まだある!やばいイライラを回避する方法
イライラが爆発する前に、少しずつガス抜きをしてストレスをコントロールしていくことが大切です。
ここからは、まだ紹介していない、日ごろのストレスを減らすためにできる対策をまとめています。
- 自分のストレスサインを知っておく
- コーピングリストを作る
- 寝る前に読書をする
- イライラした感情を深堀りして学びに変える
自分のストレスサインを知っておく
ストレスやイライラが溜まってきた時、自分の心身や行動に変化が現れます。その変化をストレスサインと呼びます。
自分にはどんなストレスサインが出るのか、あらかじめ把握しておくことで、イライラが爆発する前にリフレッシュしたり休んだりしてガス抜きできます。
ストレスサインを知り、自分でストレスをコントロールできると良いでしょう。
コーピングリストを作る
コーピングリストとは、ストレスを感じたときにそのストレスを軽減するためにできる対策を書いたリストのことです。
自分用の気分転換の方法リスト、とも言えます。実際に嫌なことが起こると、思考力が下がっていて、その場で対策を考えるのが難しくなります。
ですので、あらかじめコーピングリストを作っておき、いつでも確認できるようにしておくことがストレス軽減に有効です。
【コーピングリスト作成のポイント】
- 元気な状態の時に書き出す
- 具体的な行動に細分化する
- できるだけ時間とお金がかからないものにする
- 思いついた時に項目を追加していく
- できるだけたくさん書き出す(目標100個)
寝る前の読書
読書はストレスレベルを下げる効果があることがわかっています。
特に寝る前の時間に読書をすることは、スマホなどを見る時間を減らし、リラックスした状態で寝付けるため、睡眠の質を上げる効果もあります。
寝る前15分の読書を習慣にすることをオススメします
イライラした感情を深堀りして学びに変える
怒りは二次感情と言われ、怒りの裏には他の感情が隠れています。
怒りの裏にある感情に気付くことで、自分の本心がわかると、ただイライラしている状態よりもすっきりします。
イライラが爆発した時にその場で対処する方法
ストレスをコントロールしようと努力していても、どうしてもイライラが爆発してしまうことはあると思います。
イライラが爆発したときにその場で対処する方法を紹介します。
- 深呼吸
- その場を離れる
- 体の変化に注目する
深呼吸する
とにかく目をつむって ながーく息を吐き、深呼吸をしましょう。
息を吐くことはリラックスになるため、吐く息を吸う時よりも長くすることがポイントです。
私はストレスを感じたらまずはゆっくり呼吸をするようにしています。1分ほど続けるとストレスレベルがかなり低下しますよ
その場を離れる
怒りが爆発してしまったとき、その場から一旦離れることは気持ちを落ち着けるために有効です。
ほんの少しの時間でも、一人になると冷静になれることは多いです。一人になったら、深呼吸や次に紹介する方法も一緒に試してみて下さい。
体の変化に注目する
イライラしたとき、体のどこから怒りの感情が沸いてきているか、数分間感じるようにしてください。
これはACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)と呼ばれる心理療法のやり方の1つです。
強い感情が沸いてきた時、必ず体のどこかに変化が生じます。胸のあたりが重く感じたり、後頭部辺りが熱くなったり…。これを感情の発生場所ととらえて、どこから感情が沸いているかに注目します。
そうすると、感情よりも体に意識が向くため、感情と少し距離をとることができ、怒りの感情がヒートアップするのを防ぐことができます。
まとめ:もっとあなた自身を大切にしていい
子育てへのイライラへの対策を紹介しました。
- 子育てでイライラする原因
- イライラを避けるためにできること
- イライラしたときにすぐできる対処法
イライラの原因は子供というより、わたしの中にあることが多いんですね…
そうなんです。イライラしないために最も大切なのは親の余裕。子供のことも大切ですが、同じくらい親御さんには自分自身のことも大切にして欲しいです。
子供の笑顔のためには、ママ・パパの笑顔も大切なんです。
ここではいくつかのイライラへの対処法を紹介しましたが、できそうなところから少しずつ実践していただければと思います。
~・~・~・~・~・~・~・~・~
・子供の強みを知って伸ばしたい
・自分の強みを知って自分らしい子育てがしたい
・今の子育てをもっといい方向に変えたい
・自分の子育てに自信を持ちたい
・子育てを後悔したくない
1つでも当てはまる方は是非LINE登録から無料相談会にお越しください。
これだけ情報にあふれた社会でも、子育ての悩みを抱える人は多くいます。
それは、知識がいくらあっても、一人で変わるとことはすごく難しいからなんです。
本当に変わりたいのであれば、サポーターをつけることが一番確実だと私は実感しています。
親御さんの確実な変化をサポートしたい。そのために私は子育てコーチになりました。
そして、子育てを変えたい・変わりたい人のために継続セッションを提供しています。
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